SIGGファイヤージェット遍歴
初代 燃料ホースが樹脂製
空気量調整レバーの両サイドにストッパー付
二代目 燃料ホースがステンメッシュ化
バーナーディスクが平板
ロット番号刻印1193等
三代目 バーナーディスクが波板
空気量調整レバーストッパー廃止
収納ケースが巾着袋型
【前期】ロット番号がストーブ底部
【後期】ロット番号がウィンドスクリーン
ポンプ部分解
ポンプ全景(ショートホース)
分解は工具等一切不要
逆流防止弁
内部構造はMSRの旧型ポンプに酷似
ニードルバルブ
ポンプ&内部
ポンプ内径約16mm
MSR旧ポンプカップ使用可能
本体収納サイズ85*85*95mmでこの上なくコンパクト
ゴトク展開時の最小&最大サイズは55mm-160mmシェラカップもOK
灯油ドライブもそのままでOK、ただしかなりのプレヒートが必要

15年間SIGGを愛用してきて個人的には1番相性の良いストーブだと思います
赤ガスのみで酷使し続けたのにこれといった大きなトラブルもなく
主要部品交換を1度もした事が無いのが自慢かな?
一度だけプレヒートの失敗から底部のゴムパッキンを痛めてしまい、底部から燃料漏れを・・・
汎用の非樹脂耐熱パッキンに交換しました。

2代目まではバーナーヘッド内へ炎が入ってしまい易いようですが
バーナーディスクが上に上がってしまっている時におこります
バーナーヘッドをコンコンと叩いて下に下げればまず入りません。
3代目はバーナーディスクが上がり難いので大丈夫♪



比較対照
Optimus No82 NOVA
バーナー部
No80 NOVAでは底部のボルトに問題があるようで
折れたという話を時々聞きます。
ポンプ部
ほぼ全金属で構成されており
耐久性はかなり高そう
本体収納サイズ65*90*140mm(ホース部意外の本体サイズ)
火力調整機構&固定式ホースが災いして意外とコンパクトに収まらず
ゴトク展開時の最小&最大サイズは55mm-160mmシェラカップもOK
灯油ドライブも可能、すこし長めのプレヒートで十分

火力調整機能は秀逸でトロ火も可能、またホース接続に使われるセイン製カップリングも非常に使いやすい
ただしセイン独自規格のため日本での入手は最低10個単位で取り寄せるか
Optimusの補修部品(セイン純正より2〜3倍高)として購入になってしまう。
また、ポンプがほぼ全て金属部品で構成されている為非常に耐久性は高いのでは?
余談だが、プレヒート時間が短いのもNOVAの売りだが儀式も楽しい行為なのに・・・

収納意外は非の打ち所が無い優等生だと思いましたが、SIGG愛用者からするとツマンナイ
MSR ウィスパーライト(インターナショナル)
バーナー部
言わずと知れた名機、MSR国際
SIGGやNOVAに比べたらかなり静か
ポンプ部(旧型)
SIGGと作り&寸法共に酷似
SIGGはやはりMSRを参考にした?
本体収納サイズ120*80*100mm(ホース部意外の本体サイズ)数値的にはNOVAの方が小さいが体感ではこちらの方がコンパクト
ゴトク展開時の最小&最大サイズは90mm-170mmシェラカップはNG
付属の灯油ニップルに交換で灯油ドライブも可能、かなり長めのプレヒートが必要

名機と呼ぶに相応しい質実剛健な作り、またゴトクの耐久性も高く
小さな物は苦手だが重い鍋も安心感の持てる作り。SIGG同様火力調整は苦手とするが・・・
軽メンテだけで長年使って行ける作りをしてます(壊れる要素が少ない)

SIGG愛用者からの意見、やっぱりライバルは使いたくない?(笑